2013年8月3日
非常勤職員のヨシです。生活保護の関連を見てきましたが、最終弾といたします。
インターネット上の書き込みで見かけた「働いたら負け」という発言ですが、働いて得られる労働賃金と生活保護の手取りに着目すれば、そのような考え方も理解できないわけではないという意見も一方であると思います。
2010年8月21日のBS11「田中康夫のにっぽんサイコー!」で放送していた生活保護と労働賃金の簡易比較の表を紹介させていただきます。
<生活保護と労働賃金>
生活保護 月額137,400円(東京都・単身者・家賃込み) 教育、医療、出産、介護、葬祭など無料
労働賃金 800円(私見では、800円単価は相当安い算定をしている点で労働賃金との正しい比較になるのか、疑問は感じますが…)×8時間×20日間=128,000円。ここから税金、健康保険税(料)、国民健康保険を引くと、月額87,300円
地方の最低賃金の場合 約65,000円
このように、一定以下の条件で働かざるを得ない方にとっては「働いて稼ぐよりも生活保護をもらっていた方が良い」という状況にあるのは本心なのかも知れません。しかし、このような馬鹿げた話しはあってはならないと思います。私個人の意見は、生活保護で面倒を見る必要のある方は本当に助けてあげなければならない弱者の方です。この峻別は本当に行政の課題とはいえ難しい問題を抱えています。あまりに考えさせられる大きな問題です。
(出典元:生活保護受給者の増加問題 http://kantan.omakase-nenkin.com/article/323375667.html)