路線価・公示地価・基準地価の違いを知る(その11)
2013年10月25日今回は、地価最高額地点はどこなのかを見ていきます。
路線価や公示地価などが発表されるとき、同時に地価の最高額地点も話題になります。全国の最高路線価として東京都中央区銀座5丁目の銀座中央通りが挙げられるものの、これに対して公示地価最高額地点は銀座4丁目、基準地最高額地点は銀座2丁目などが常連となっています。
これは公示地価や基準地価が、選ばれたポイント(標準地または基準地)の中だけでのランキングとなっているためで、大都市部の路線をほぼ網羅する路線価での「最高路線価」地点が本当の地価最高額地点だと言えるでしょう。もっとも価格の性質上、公示地価や基準地価の方が大きな数字で発表されますし、実際に取引されるときの価格はまた別の話しです。
ちなみに最高路線価の銀座中央通りが「鳩居堂前」と言われるのは、道路を挟んだサッポロ銀座ビル側には別の価格が付けられているためです。鳩居堂側の並びでも、少し位置がずれたところは価格が異なっています。(出典元:平野雅之氏 http://allabout.co.jp/gm/gc/25694/)
次回は、意外と役に立つ路線価について見ていく予定です。