住宅ローン控除に必要な書類と見方のポイント(その2)
2013年2月11日では、前回の続きです。提出する必要な書類について、税務手続きを行うためのポイントを順に見ていきましょう。
・源泉徴収票のチェックポイント…源泉徴収票の入手先は勤務先です。源泉徴収票では、給与所得控除後の金額と源泉所得税を確認しましょう。
給与所得控除後の金額を確認しなければならないのは、住宅ローン控除の適用に合計所得金額3,000万円以下という要件があるからです。給与所得者の場合、給与所得控除後の金額がこの合計所得金額にあたります。
また、源泉所得税額については、住宅ローン控除適用前に支払っている所得税額を確認する必要があるからです。2009年から2013年の居住の場合、下表のように、住宅ローンの年末残高の1%相当の税額軽減がなされるのですが、その税額軽減はまずは所得税から差し引かれ、所得税から差し引ききれない分を97,500円を限度として住民税から差し引くこととなっています。
出典元:田中卓也氏 http://allabout.co.jp/gm/gc/376732/
つまり、所得税から還付されることとなる税額と翌年の住民税から差し引かれる税額の基準となるのが、住宅ローン控除適用前の支払っている所得税額であり、それが源泉徴収票に記載されているのです。