京都の税理士・中井康道税
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    消費税(その2)

    2012年9月1日

    前回に引き続き、消費税を見ていきます。国は、今年6月末の時点で976兆1,853億円の借金をしています。日本人1人あたり約765万円の借金がある計算です。今年度の国の収入(見込み)は約90兆円ですが、そのうち半分が借金です。このままでは毎年、借金は増え続け、国が破産してしまうかもしれません。そこで消費税を引き上げて税収を増やそうとしているのです。ただし、消費税を2015年に10%引き上げても、まだ国の収入は足りません。新しい借金をしないで済むようにするだけでも、2020年度にさらに消費税を6%アップ(16%)する必要があると国は計算しています。
     また、国民や企業から集めた税金は、警察や教育、道路整備などの活動や事業に広く使われますが、消費税に関しては使い道を医療、介護、年金、子育て支援などの「社会保障」に限っています。日本では65歳以上のお年寄りが人口の多くを占める「高齢化」が急速に進んでいて、社会保障の支出は毎年1兆円規模で増え続けています。それを理由に政府は消費税を引き上げる必要があると訴え、国民には「消費税はすべて社会保障に使う」と約束したのです。ただし、税収が増えることを見込んで、「防災」を理由に道路や橋などを作る公共事業に使おうという意見が一部の国会議員から出ています。(出典元 http://mainichi.jp/feature/maisho/news/20120830kei00s003000c.html)

    以上見てきましたが、税金の使い道について、正しく税金が使われるかどうか、私たちも監視していく必要があると思います。