路線価・公示地価・基準地価の違いを知る(その1)
2013年9月29日今月19日に国土交通省が基準地価を発表しました。皆さんの中に新聞紙上で見るけれども、それぞれの違いはあまり知らない、という人も多いのではないでしょうか。そこで、路線価、公示地価、基準地価の違いとそれぞれの特徴、活用方法などについて見ていくことにします。
まずは、基準地価から見ていきます。公示地価とよく似たものに基準地価があり、調査は昭和50年以降、毎年実施されています。価格の性質や目的、評価方法などは公示地価とほぼ同様に考えて差し支えありません。大きく異なるのは、価格時点(基準日)が7月1日(公示地価は1月1日)である点です。基準地価は毎年9月20日頃(2013年本年は9月19日)に公表されます。
また、根拠となる法律が国土利用計画法施行令(少々難しい名前ですね…)であること、調査の主体が都道府県であることなどが公示地価と異なっています。さらに、公示地価が都市計画区域内を主な対象とするのに対して、基準地価は都市計画区域外の住宅地、商業地、工業地、宅地ではない林地なども含んでいます。(出典元:平野雅之氏 http://allabout.co.jp/gm/gc/25694/)