10万円以下でも医療費控除は可能なの?(その2)
2013年2月4日では、続きを見ていきます。最初から「どうせ10万円を超えないと無駄なんでしょ」と諦めて
いる方が多いのも事実だと思います。「もしかすると、医療費控除が取れるかも」と思って集計
するにも、最初から「どうせ10万円を超えないと無駄なんでしょ」とモチベーションが上がら
ないまま集計作業するのとではかなり違いますよね。
実は、医療費控除、10万円を超えなくても対象となる場合があるのです。
・医療費控除「10万円」以外の基準とは・・・10万円を超えなくても対象となる場合があるのは、
医療費控除には「10万円」以外の基準があるからです。それは、「課税標準」の5%というも
のです。「課税標準」とは少し専門的なのですが、例えば、給与所得(サラリーマン)だけの方
であれば年収ではなく、給与所得控除後の金額(給与にも年収に応じた必要経費があると思って
下さい。その必要経費を差し引いた後の金額)ということになります。
次回は、課税標準の5%が実際に使うことができる方を見ていく予定です。